
- 転職しようと思ったけど、履歴書の書き方がよくわからない
- 新卒で就活したときに書いたきりで、転職用はどう違うの?
- 自己PRや志望動機に何を書けばいいのか、頭が真っ白…
転職の履歴書は、新卒のものと書き方が変わる部分があります。特に職歴・志望動機・自己PRは、書き方次第で採用担当者の印象が大きく変わりますが、初めて転職する人は正しい書き方を知らない方も多いでしょう。
本記事では、転職者のよくある失敗パターンを踏まえて実践的な書き方を解説します。
この記事を読み終えると、以下の4点がわかります。
- 初めて転職するアラサーが陥りやすい履歴書のNG例
- 学歴・職歴・志望動機など7項目の書き方と記入例
- 採用担当者に刺さる志望動機・自己PRの組み立て方
- 提出前に確認すべきチェックリスト
正しい書き方を身につけて、転職活動を有利に進めていきましょう!
転職の履歴書は「職歴の書き方」が新卒用と大きく変わる

採用担当者が履歴書で最初に確認するのは職歴、志望動機、自己PR
転職者の履歴書を受け取った採用担当者が最初に確認するのは、職歴・志望動機・自己PRの3箇所です。
新卒採用では学歴やポテンシャルが重視されますが、転職採用では前職での実務経験が最優先で評価されます。職歴欄に何を書くかで、書類選考を通過できるかどうかが大きく変わるでしょう。
たとえば、同じ「営業職を経験した20代後半」でも、「○○株式会社にて営業を担当」という書き方では伝わりませんが、「中小企業向け新規開拓営業を担当。月平均12件のアポイントを獲得」と書くことで、採用担当者の印象が大きく変わります。
転職の履歴書では職歴を中心に、具体性を意識した書き方をすることが重要です。
社会人歴が短くても職歴を具体的に書ける考え方
転職1〜2回目のアラサーにとって「職歴が少ないから書くことがない」という悩みはよくあるでしょう。意外かもしれませんが、経験の量よりも職歴を具体的に書くことの方が採用担当者への伝わり方を左右することを知っていますか?
担当した業務の種類・関わった数字・習得したスキルを整理すると職歴欄を書き進めやすくなります。たとえば「営業として月12件のアポイントを獲得した」「Excelでの月次データ集計を担当した」といった記述に置き換えることで与える印象を変えられます。
社会人歴が短い場合でも、業務の具体的な内容を丁寧に書くことで、採用担当者に「この人は何をしてきたのか」がイメージしやすくなるでしょう。
転職の履歴書で学歴・職歴欄を正確に書くと信頼を得られる

学歴欄は高校入学から書き・最終学歴までの年月を正確に記載する
学歴欄は高校入学から書き始め、最終学歴(大学卒業など)まで記載します。各学歴を年月で正確に記入し、「入学」「卒業」「中退」のいずれかを明記しましょう。
2015年4月 ○○高等学校 入学
2018年3月 ○○高等学校 卒業
2018年4月 ○○大学○○学部 入学
2022年3月 ○○大学○○学部 卒業
大学名は省略せず正式名称で記載し、留年・休学があった場合も事実どおりに記載、面接で確認された際に誠実に答えられるよう準備しておくことが大切です。
職歴欄は「会社名・入退社年月・業務内容」をセットで記載する
職歴欄は「会社名(正式名称)・入社年月・退社年月・担当業務」の4点をセットで記載します。
転職1回目の方はシンプルで問題ありませんが、2回目の方は複数の職歴を時系列で整理することが重要です。入社・退社の年月を正確に書き、在籍期間にブランクがある場合は、その理由を面接で答えられるよう準備しておきましょう。
2022年4月 ○○株式会社 入社(IT系・従業員200名)
法人向けSaaSの新規営業を担当。年間50社へのアプローチで 契約数を前年比120%達成。
2024年3月 一身上の都合により退社
職歴欄は採用担当者が最も時間をかけて読む箇所です。在籍期間・職種・業務内容の3点を中心に、数字を使って具体的に書くことを意識してください。
資格・特技・本人希望欄の書き方で転職履歴書の完成度が上がる

資格は正式名称と取得年月で記載する
資格欄には、取得した資格を取得年月とともに正式名称で記載します。
「普通自動車第一種運転免許」「日本商工会議所簿記検定2級」のように、略称は使わないことが基本です。TOEIC L&Rテストなどの英語系資格はスコアも合わせて記載します(例:TOEIC L&R 730点)。
志望職種に関連する資格を優先して目立つ位置に書き、関連性の低いものを後に並べる順番を意識しましょう。資格がない場合は「なし」と記載します。
特技と本人希望欄は採用担当者への最後のメッセージとして活用する
特技欄と本人希望欄は、履歴書の中で後回しにされがちな項目です。しかし適切に書くことで採用担当者への印象を底上げできます。
特技欄には業務に活かせるスキルや継続して取り組んでいることを書きましょう。たとえば、「Excel(ピボットテーブル・VLOOKUP活用)」「社内勉強会の企画・運営」など、仕事の場面を想像できる内容が効果的です。
本人希望欄は勤務地や就業開始時期に制約がある場合のみ記載します。「○月○日より就業可能」「○○県内勤務を希望」のように具体的に書くことで、採用担当者とのミスマッチを防げます。制約がない場合は「貴社規定に従います」と記載するのが一般的です。
転職の志望動機・自己PRは「経験→理由→貢献」で書くと採用担当者に刺さる

志望動機は「前職の経験→転職理由→入社後の貢献」の3段構成で書く
志望動機は転職の履歴書で最も重要な項目です。採用担当者は志望動機を通じて「なぜ前職を辞めたのか」「なぜ自社を選んだのか」「入社後に活躍できるのか」の3点を確認しています。
おすすめの構成は「前職の経験→転職理由→入社後の貢献」の3段構成です。
前職では法人向けSaaS(クラウドサービス)の新規営業を2年間担当し、顧客課題のヒアリングと提案スキルを磨いてきました。業務を通じて「より大規模な顧客と長期的な関係を構築する営業に携わりたい」という思いが強まり、転職を決意しました。貴社の○○事業では前職で培った提案力を活かし、大手企業へのソリューション提案に貢献できると考えています。
退職理由は「ネガティブな表現」を避け、前向きな動機に言い換えることが大切です。「職場の人間関係が嫌だった」ではなく「より大きな裁量で働ける環境を求めた」のように言い換えると、採用担当者の受け取り方が変わります。
自己PRは職歴と連動させて具体的なエピソードを盛り込む
自己PRは「強みを一言で伝え→職歴で裏付け→入社後に活かせることを示す」構成が効果的です。
強みを単に書くだけでは採用担当者に伝わりません。前職での実績・行動・結果を数字で示すことで、信頼性が一気に高まります。
私の強みは、業務課題を構造的に分解して改善策を提案できることです。 前職では見積もり業務に月20時間かかっていた課題を発見し、Excelマクロ で自動化した結果、作業時間を70%削減しました。この経験を活かし、 貴社でも業務効率化に積極的に貢献したいと考えています。
自己PRと職歴欄の内容は連動していることを確認しましょう。職歴欄に書いた実績と自己PRのエピソードが同じ方向を向いていると、採用担当者に「一貫性のある人材」という印象を与えられます。
証明写真はしっかり用意し・提出前チェックで完成度を高める

証明写真は第一印象を左右する
証明写真は採用担当者が書類を手に取った瞬間に目が行く箇所のため、清潔感のある写真を用意することが重要です。
基本はスーツ着用・白背景・正面を向いた自然な表情で、3ヶ月以内に撮影した写真を使いましょう。写真館などプロが取ってくれた写真を使うことが望ましいですが、準備が面倒に感じる場合は、コンビニ等の証明写真やスマホアプリを活用する方法もあります。
たとえば「証明写真アプリ」を使えば自宅での撮影〜コンビニでの印刷まで完結できます。アプリによっては過度な補正が入るものもあるため、自然な印象を損なわないよう注意してください。
提出前に確認すべき5つのチェックポイント
履歴書を書き終えたら、提出前に以下の5点を確認します。
- 誤字・脱字がないか
- 日付が正確か(入学・卒業・入社・退社の年月に誤りはないか)
- 数字が半角に統一されているか
- 空白欄がないか(「なし」「貴社規定に従います」と記入する)
- 証明写真が貼り付けられているか
5点のチェックを省略すると、採用担当者に「細部への注意力が低い」という印象を与えかねません。提出直前の確認を欠かさず行いましょう。
まとめ

- 転職の履歴書は職歴欄が最重要。担当業務・数字・実績をセットで具体的に書く
- 学歴は高校入学から、職歴は「会社名・入退社年月・業務内容」を正確に記載する
- 資格は正式名称と取得年月で記入する。特技・本人希望欄も採用担当者への最後のメッセージとして活用する
- 志望動機は「前職の経験→転職理由→入社後の貢献」の3段構成で組み立てる
- 自己PRは職歴と連動させ、数字を使った具体的なエピソードで裏付ける
履歴書の書き方を押さえたら、次は職務経歴書の準備に移りましょう。職務経歴書は履歴書より詳細に実績・スキルを伝えられる書類で、書類選考の通過率に直結します。
[転職の職務経歴書の書き方ガイド] で書き方の基本と記入例を確認し、履歴書とセットで仕上げてみてください。