
- 転職活動を始めたばかりで、面接で気をつけるべきマナーがわからない
- ネットで調べると細かいルールが多くて、どこまでやればいいか迷う
- マナーが気になって、肝心の受け答えに集中できなかった…
面接マナーを調べると「ノックは3回」「お辞儀の角度は30度」など、細かいルールが次々と出てきます。すべて完璧にこなそうとするあまり、本来伝えるべき自分の経験や志望動機など肝心の内容がおろそかになってしまうこともあります。
採用担当者の多くは「マナーは最低限でOK。それより会話の中身や人柄を見ている」と話しています。
過度にマナーを気にするよりも、相手を不快にさせないレベルでマナーを意識すれば十分です。
この記事では、転職面接で最低限守るべきマナーを「時間・身だしなみ・基本動作」の3点に絞り、対面とWebそれぞれのポイントをわかりやすく解説します。
読み終えたあと、マナーへの不安がなくなり、面接本番に集中できる状態になります。面接前5分でも使えるチェックリストも用意したので、最低限のマナーを把握して、ベストな状態で面接に臨めるよう準備しましょう。
転職面接のマナーは印象と不快にさせないことを意識する

採用担当者が本当に見ているのは「印象」
採用担当者が面接で最初に見るのは、細かいマナーではなく「この人と一緒に働けるか」という印象です。
面接官が第一印象で重視する要素の上位は「態度・仕草」と「話し方」で、ノックの回数やお辞儀の角度など重箱の隅をつつくような企業はほとんどありません。
相手にいい印象を与えるためには、メラビアンの法則が有名ですのでチェックしてみてください。
相手を「不快にさせないこと」が合否に直結する
「マナー違反で不採用になる」ケースのほとんどは、遅刻・極端に乱れた服装・無礼な言動など、相手を明らかに不快にさせる行動です。
つまり、マナー本でよくある「ノックが2回だった」「名刺の受け取り方が違った」といった細かいミスで落とされることはまずありません。
そのため、最低限守るべきポイントに絞って及第点が取れている状態であれば、面接のマナーと対策としては十分です。
転職面接で絶対に外してはいけないマナー①:時間と連絡(対面・Web共通)

遅刻・無断欠席は論外 遅れる場合は早めに連絡
時間に関するマナーは、対面・Web問わず最優先で守るべき項目です。
遅刻や無断欠席は「社会人としての基本ができていない」と判断されます。どれだけ準備が万全でも、時間を守れなければ選考を通過するのは難しくなります。
対面の場合、会場には10分前に到着するのが目安です。早すぎる到着は受付担当者に負担をかけるため、5分前を目安に受付に進みましょう。
前日のうちに、会場までの経路と所要時間を確認しておくことをおすすめします。
乗り換えの複雑な路線や、初めて行く場所の場合は、当日に調べると想定外の時間がかかります。
Googleマップなどで経路を検索し、30分程度余裕を持った出発時刻を事前に調べておきましょう。
やむを得ず遅刻・欠席が必要な場合は、判明した時点ですぐに電話で連絡してください。
メールでの連絡は見落とされるリスクがあるため、必ず電話で連絡しましょう。謝罪と状況説明を簡潔に伝えることで、面接のリスケが可能になるかもしれません。
Web面接は接続テストを前日に終わらせておく
Web面接で多いトラブルが、当日の接続不良です。
「カメラが映らない」「音声が届かない」といった技術的なミスは、準備不足という印象を与えます。
前日までに以下の3点を確認しておきましょう。
- 使用するビデオ会議ツール(Zoom・Teamsなど)にログインできるか
- カメラと音声が正常に動作するか
- インターネット接続が安定しているか
当日は開始時刻の5分前には準備を完了させ、URLから入室できる状態にしておくのがおすすめです。
転職面接で絶対に外してはいけないマナー②:身だしなみ

【対面】服装はスーツかオフィスカジュアル
服装で迷ったら、スーツを選べば間違いありません。
業界・職種を問わず、清潔感のある服装として受け入れられます。
「オフィスカジュアルでお越しください」と指定がある場合は、ジャケット+無地のシャツやブラウスを基本にしましょう。カジュアルすぎるデニムやスニーカーは避けるのが無難です。
服装は悪目立ちするのを避ければ及第点となるため、面接はスーツかきれいめのオフィスカジュアルで臨みましょう。
【対面】髪・靴・ニオイの3カ所だけチェックすれば清潔感は作れる
清潔感は基本の3点を押さえるだけで十分です。清潔感は印象を左右するため絶対にチェックしましょう。
- 髪:寝癖がなく、顔周りがすっきりしている状態にする
- 靴:汚れや傷が目立たない状態に磨いておく
- ニオイ:タバコや食べ物のニオイ、過剰な香水に注意する
【Web】背景・照明・カメラ位置が画面越しの「身だしなみ」になる
Web面接では、服装だけでなく映像全体が「身だしなみ」の評価対象になります。
背景は、できるだけ整理された部屋を選びましょう。
散らかった部屋や生活感が出すぎる場所はマイナス印象につながります。
片づける時間がない場合は、シンプルな無地のバーチャル背景を使いましょう。
照明は、別途用意する必要はありませんが、顔が暗く映らないよう、照明と座る位置を意識して調整してください。
カメラ位置は、目線と同じ高さになるよう調整します。下から見上げるアングルは威圧的に映るため、ノートPCの下に本などを置いて高さを合わせましょう。
絶対に外してはいけないマナー③ 基本動作

【対面】入室はノック→あいさつ→着席の順番だけ覚えれば十分
入室の手順は「ノック→あいさつ→着席」の3ステップだけ覚えてください。
ドアをノックして「どうぞ」の声が聞こえたら、「失礼します」と一言添えて入室します。
入室後はドアをゆっくり閉め、面接官に向かって「本日はよろしくお願いいたします」と挨拶をしてから、着席を促されるまで椅子の横で待ちます。
【対面】面接終了時はお礼と椅子を元の位置に戻すだけでいい
面接終了の合図があったら、「本日はありがとうございました」と一言お礼を伝え、椅子を元の位置に戻してからドアに向かいます。
退室前にドア口で一礼して出るとより丁寧な印象を残せます。
【Web】入室は開始2〜3分前に接続、退室はホストが切るまで待つ
Web面接の入室・退室にも最低限のマナーがあります。
入室は開始時刻の2〜3分前を目安に接続し、ホスト(面接官)が入室するまで待機してください。接続後は静かにカメラに映った状態で待ちます。
退室は、面接官から終了の案内があってから行います。先に自分からビデオを切るのではなく、ホスト側が接続を終了するか、「終了してください」と案内があってから切りましょう。
面接前にやっておくべき最低限の事前準備

企業名・応募職種・事業内容の5つ押さえれば十分
志望度が低い企業だったとしても最低限のマナーとして、以下の5点を把握しておきましょう。
- 企業名と正式名称:読み間違えがないよう確認する
- 入社後に担当する仕事の内容:求人票の「仕事内容」欄を読み込み、具体的な業務イメージを持っておく
- 求める人材像:求人票の「求めるスキル・人物像」欄を確認し、自分の経験と照らし合わせておく
- 企業の経営戦略・主な事業:公式サイトのトップページや「会社概要」「IR情報」を1〜2分確認しておく
- 応募動機との接点:上記4点を踏まえ、「なぜこの会社に応募したか」を一言で言えるようにする
よく聞かれる質問の答えを事前に用意する
ほぼすべての面接で聞かれる定番質問については事前に準備して1〜2文で答えを用意しておきましょう。
時間がなく、志望度も低い企業だと面倒くさい気持ちが出るかもしれませんが、お互い時間をもらって面接をするため、最低限自分の考えや経験を簡潔に話せる状態にしておきましょう。
定番の質問を知りたい方は以下の記事を参考にしてください。

5分で確認できる面接前のマナーチェックリスト

【対面用】出発前・受付前の6項目
出発前
- [ ] 集合時間・場所・担当者名を確認した
- [ ] 髪・靴・ニオイの3点をチェックした
- [ ] 必要な書類(履歴書・職務経歴書)を持参した
受付前
- [ ] 会場に10分前に到着できそうか確認した
- [ ] スマートフォンをサイレントモードに設定した
- [ ] 受付で伝える担当者名・部署名を把握している
【Web用】接続前の6項目
- [ ] 前日までに接続テスト(カメラ・音声・ツール)を完了した
- [ ] 背景がシンプルで清潔な状態になっている
- [ ] 照明が正面から当たり、顔が明るく映っている
- [ ] カメラが目線の高さになるよう調整した
- [ ] イヤホン・マイクが正常に動作している
- [ ] 開始5分前にURLから入室できる状態にした
まとめ

- 転職面接で守るべきマナーは「時間と連絡」「身だしなみ」「基本動作」の3点が重要
- 時間管理は対面・Web共通の最優先事項。前日に経路確認と接続テストを済ませておくだけで当日のリスクを大幅に減らせる
- 対面の身だしなみは「髪・靴・ニオイ」の3カ所、Web面接は「背景・照明・カメラ位置」を整えれば十分
- 時間をもらって面接するので、定番質問への事前準備は怠らない
- 面接前のチェックリストを活用して、マナーへの不安をなくしてから本番に臨む
マナーの準備が整ったら、次は面接での受け答えに集中しましょう。志望動機や転職理由の伝え方に不安がある方は、転職エージェントの無料面接対策サービスを活用するのが効果的です。